diary/column “mayuge の視点
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『年の功』とは、自分で言ってはならない

 職場の先輩に誘ってもらい、若手出版人が集まる飲み会に参加。そうとは知らない社長がその日の会議で「企画は人脈から生まれるんだよ。いろんな業界の人と会いなさい。同業者で飲んでてもダメ」なんて発言をしていたので、両人差し指の先をチョンチョンする「ダイザイモン状態」だったのだが、ま、これも人脈。いいじゃないスか。
 仕事の都合でかなり遅れつつも、先輩と連れ立って新宿のとある店へ。するとどうしたことか、「本当に若い」ギャルとイケメン君たちが揃っているではありませんか。大量に名刺交換してみると、書籍を出版する会社だけでなく、全国紙『Y』の広告局の人も何人か。
 その中に早くも「つながり」を発見。こういう初対面のとき、共通の知人がいたりすると打ち解けるのも早いもの。ゼミの同級生がその新聞社の広告局にいるので名前を挙げて聞いてみると、「エエエー!! 知ってますよー。同じ職場ですぅ〜」。いいなぁ、安西。「ですぅ〜」なんていう言葉を使う人と一緒に働いてるのかよ。
 さらに、広告会社勤務時代の「つながり」も露見。『Y』担当をしている後輩Tが、やはり共通の知り合いであった。そこで、僕と同期入社で『Y』担当を長く務めたIのことを聞いてみるが、「存じ上げないですぅ〜」との返事。後輩は知ってても、同期は知らない。これってどういうことかというと、そういうことである(涙)。
 さておき、この日うれしかったのは、絵本を作っているイケメン君に「さっきからお話チョーおもしろいですよね」と言われたこと(自慢)。下ネタ抜きでそんなこと言われたのは久し振りである。しかし咄嗟に返した謙遜トークがいただけなかった(反省)。
 「いやいや年の功ですよ」
 近くの「若い人」たちが一瞬引いたのは、気のせいではなかったと思う。

2004年10月01日(金)

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