優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2007年01月26日(金) 23分28秒。

帰宅して夕飯を終えて。

抱えているメル友に気の乗らない返事を出して。
お友達と長い時間MSNで話していた。

話終わってから、なにげなく携帯を見ると、メールが一件。
ああ、またか…。

そう思って、受信ボックスを開く。


え?何?


久々に見る彼の名前。
sub:いろいろとごめんなさい。


音信不通を謝る言葉と、その間何があったかを短く書いたメールだった。



涙が溢れて来て、文字が読めない。



ああ、なぜあたしは、こんなにも好きなんだろう。



逢いたくて、逢えなくて、彼が元気でいるのか、病んでいるのかさえもわからなくて。
どうにかして、消息を知りたくて。
でもどうすることもどうしようもできなくて。
心配で心配で心配で。

ずっと、そんな感情から目を背けていた。
忘れようと。忘れたふりをしていた。

たった一通のメールで、号泣するあたしがここにいる。




たぶん返事は来ないだろうと、そう思いながら、メールを送る。
しばらくして、着信音が鳴った。


「おかげさまで無事暮らしています。」

「電話できる?ダメですか?」

そう送ったけど、返事がなかった。


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しばらく、携帯を手に持って、何をするともなく、うろうろと部屋の中を歩く。
どうしよう。電話かけようか?ダメなんだろうか…。

持っていた携帯が突然震える。


ディスプレイに彼の名前が表示された。


「もしもし。」

「はぁい、今晩ワ。お久しぶりです。」

「ほんとお久しぶりだよぉ。すんごい心配したんだから!」


ひょうひょうとした声は相変らず。
話口調も相変らず。
どうしてたの?大変だったの?体調はどう?聞きたい事はたくさんある。
でも、何から話していいのか、わからない。

「あのね。あたしね、ほんと思ったの。もうなんでもいい。すんごい好きなんだと思う。」

「ははは。そうか。それはありがたい。」



…バカ。心配したんだから。





「色々あって色々考えたんだよ。」

「そなの?…色々考えて、もうあたしとは逢えないのかな?」

「ん?そんなつもりはありませんが。
そうだな、1ヶ月か2ヶ月後くらいには、時間取りたいねぇ。」



…バカ。
…masayaのバカ。



もうね、ほんとなんでもいいから。
どこで生きてるかだけ、わかるようにしてください。


電話を切った後に、表示された通話時間は23分28秒。
いろんなことがあって、逢えなくなって。
たった23分28秒だけど、声が聞けたことが嬉しかった。

あたしの中に、またひとつmasayaとの出来事が増える。
1年に1つだけでもいい。
ずっとずっと、増え続ければいい。
1通のメール。数分の会話。







逢いたくて逢いたくて、電話を切ってからしばらく、







泣いた。










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~*Yuu
エンピツ