白い白い入道雲をうつす水鏡はつま先を差し入れても揺れることなくただ透き通る生きてきた世界を透して静かにそこに在ってあなたは見渡す私は空を見上げて雨の日も雪の日も晴れの日も夜でさえ見上げれば通じ合う私から見えなくてもあなたからはいつも見えている私は信じるいつか水鏡の世界へ行くまで決して挫けずに生き続けよう