日々の戯言置き場。
**ユリ**



 猫ちゃんと面会

猫ちゃんの里親希望とメールをしたところ
預かっているボランティアの方から返信が。

今日、仕事終わってから面会させてもらうことに。

母は正直動揺していた。

まだ、メロが死んだばかりなのに・・・・と。

それは私も承知の上。でも、
メロを引きずることは本当にメロのためになるの!?
メロはおろか、自分のためにもならないよ。

後悔している人間からすればきっと
他の猫ちゃんを探すことで、メロに対する
罪悪感を感じることだろうと私はわかってる。

だけど、だからこそ、強引にでも背中を押してくれる、
罪悪感を正当化に変えられる誰かが必要なんだよ。

それが今の母には私しかいないんだよ。



ボランティアの方を待っている間、母は
「縁がなかったんだよ」とか「もう帰ろうよ」と
気弱な様子だったけどそのたび私は喝を入れる。

ボランティアの女性の方は素敵な方だった。
すでに自宅に数匹の猫がいた。
彼女は地域猫の去勢ボランティアもあわせて
されているよう。
彼女の考えに私と母は大きくうなずいた。
世の中は狂った人間もいれば、命の重みを
わかって大切にしようとする人もいるんだ。
猫も生き物だもんね、共存が大切だ!

きっとこの人ならわかってくれる、と
母は堰を切ったようにメロの思い出を語りだす。
ボランティアの人は静かに、本当ですね、と
母を理解しながら、諭してくれていた。

合わせてもらった猫ちゃんは、まだ3ヶ月くらいで
思ったよりも小さくてびっくりした。
メロを大きなときから見ていたから、
とても小さいような気がした。

最初、びっくりしたように目をまん丸にして
シパパー!!!と逃げ回っていた。
動きがとにかく早い。
メロがいかにのんびりさんだったか。

抱っこさせてもらって、最初はプルプルと
震えていたけど、そのうちコテンと首をゆだねて
ゴロゴロと目を閉じるようになった・・・・・


想像以上に可愛い・・・・・・
そして、めちゃくちゃ温かい・・・・

でも、ボランティアさんが席を立つと
目を開けて、寂しそうに扉を見つめる。

徐々に、時間をかけて、慣れていってくれるといいなぁ。


今は虐待目的で猫をほしがる人もいるそうで、
飼育環境を見てもらってから譲渡になるそう。

なので、月曜日に多治見に来てくれることになりました!
わ〜〜い!そのときに正式に譲渡、となりました。

絶対大事にします。



2006年11月09日(木)
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