No._ _ _ _ _ _ _ _ _ Date 2007年03月11日(日) |
退職したい理由 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - どうも私は、仕事をしていると、そこが実家の家業であれ、N生職員としての仕事であれ、仕事一本になってしまう。 どうしてもなってしまう。 家庭に優しい福利厚生がしっかりしていて、産休と育児休暇が取れるのが魅力だったから、N生を選んだ。 けど、この福利厚生にあやかるには、成績を出し続けなければ…2ヶ月ゼロを出せば、懲戒免職となる。 家庭が、よりよくなるならばと始めたこの仕事が、いまや家庭を犠牲に成り立っている。。 主人のお弁当は、今年に入ってから、毎日作るようにしている。 …が、やはり帰宅は主人の方が絶対的に、早い。 私の帰宅は、やはり7時8時を過ぎる。お夕飯が遅い。 それでも文句を言わない主人。 本当にありがたい。…が、申し訳ない。 …申し訳ない、というか、そんな自分がイヤになってきている。 子供を1人、2人と育てる幼馴染に、1年近く交流を持ってきた今、 今までにない…子供に対する情愛が、沸いてくるのを感じている。 今、私は29歳。 今年の9月で、30歳になる。 そろそろ、大丈夫かもしれない…と、感じる。 前回、子供を中絶した頃とは、気持ちも環境も、全く違う。 実の母もいる。 おばちゃんとも仲直りした。 姉も結婚した。 それぞれの家庭が独立へ向けて動いている。 そしてこの2年近く、自分と主人の甲斐性で、好きに生きてきた。 今まで苦しかった自分を、甘やかせることができたし、 苦しかった時代も、やっぱり「有り難かった時代」であったと、納得できる。 あの頃がなければ、「苦しくても足を引っ張られても、それでもその人にも私への愛はあったんだ」ということがわからなかった。 どんなに苦しいことされても、悲しい思いをされても、 やっぱりそこにはいろんな種類の愛情があって、憎しみもあって、それでもより良く生きたいと願う気持ちは、表現の仕方はどうであれ、同じなんだということがわかった。 今まで、主人は、かたくなに「おばちゃんはどうしても嫌い、大嫌い」の一点張りだった。 けど、この一年、私の家族への思い・実家の人達が私達二人の幸せを願ってくれていること・いつも気にかけていてくれることを、何かがある度に、その都度話をしてきた今…和らいだ。 おばちゃんも、私の主人だけは「絶対に許さない」の一点張りだったが、私可愛さでもあるおばちゃんは「あなたの好きにさせてくれる旦那さんは良い旦那さま」ということで、評価が上昇した。 (代わりに…姉の旦那は、わがままで生意気で口数多すぎる…ということで、評価が悪い。。) 私が、おばちゃんに話をした。 「そろそろ、子供もほしい。N生は、産休も育児休暇もあるから選んだ会社だけど、私には、他の職員さんみたいに子供を育てつつN生で働けるほど器用じゃない。たぶん、仕事を重点においてしまう。稼げなくてもいいから、パートかなんかで、お小遣いを貯めつつ、家庭を重点に置いた生活に切り替えたいから、N生をやめようと思う。」と。 そうしたら、おばちゃんは、 「それだったら、実家の家業の経理ではなく、うちの会社の経理をやってほしい、手伝ってほしい。 実家よりは取引先も断然少ないし、決まった仕事はそんなにない。 今は、確定申告やなにやらで忙しいから毎日来て欲しいが、片付いたら 毎日こないでいい仕事なのは、わかるでしょう?私の仕事を変わりにやって欲しい。 今は夫が社長だけれど、いずれは代が変わり、(義理の)息子が社長になる日がくるでしょう。そのときには、私も夫と一緒にリタイヤして暮らしたい。 息子はお嫁さんがいるけれど、絶対に経理はしないと言い張ってるから、無理でしょう。あなたなら、上からでも下からでもなく彼と普通に対等に話せるでしょうし、他人を家にあげて経理をしてもらうのは、私も社長(夫)も本位じゃない。あなたしかいないの。朝10時から、夕方4時にはもう退社して家に帰り、あなたの旦那さまを『おかえりなさい』って言ってあげれる生活をしてほしい。もう、仕事仕事の人生は終わりにして、家庭を一番の生活にしてほしい。けど、雅紀ちゃんの負担にならない程度に、うちの会社の経理を手伝って欲しい。私も、もう60歳になったし。。」 ちょっと、悩んだ。 また、過去と同じ繰り返しになるんじゃないだろうか?と。 どちらにしても、N生を辞める気持ちは、変わらない。 家庭を中心にした生活を送りたい気持ちも変わらない。 そこで、パートをしている自分の想像してみた。 きっと、今までN生で働いていた頃と同じように、実家からお悩み相談がくるだろう。 (姉、父、母、おばちゃんとか) やはり、私は、気になるだろうし、できることがあればしてあげたいと思うだろう。 けど、N生なら、昼間ヒョイヒョイとかけつけれるが、パートだと、できないだろう。 できることで解消できることならば、ササッとやってしまえれば 周りのモヤモヤもなくなって健康的だ。 やれば済むだけの問題が残っているだけなのに、そこから悪循環のスパイラルにはまっていくのが我が一族の思い癖なのだった。 いずれ、飛び火がくるのは目に見えてる。 母は65歳、父も64歳。 おばちゃんも60歳。大好きなおぃちゃんは、71歳。 もう、みんな年寄りだ…。 産みの親、育ての親、義理の親…。 犠牲になるのはまっぴらゴメンだが、気を楽にできることがあるならば、してあげたい。 もう、一個人として認めてもらえてる今、 そして主人に養ってもらえてる今、 所帯が別の今、昔ほど大変じゃないと思う。 いやきっと大変だ(笑) でも、そんなのは、今更知ったことじゃない、重々承知のことだ。 私が実家を気になるのはしょうがないし、 おばちゃんとおいちゃんの助けになりたいのは本当だし、 実家の父と母と姉との折り合いや、 実家の会社の中での、姉と従姉妹の仕事の仲介にはいり、従姉妹に仕事を指導できるのは、私以外にいないのは確かだ。 こういうさまざまな手助けをできる環境は、 おぃちゃんち会社の経理をさせてもらうのが、一番うごきやすい。 しかも、固定給がもらえる。 (営業の世界とは違う安心感…涙である。 営業は、頑張れが成果が出るというワケではない。 でも、おいちゃんの会社では、頑張れば成果がでるじゃないか。) 世間の会社と違い、ラクできるということは、その代わりに大変なこともあるということは、自覚している。 もしかしたら、同じことの繰り返しになるかもしれない。 けど、その時は、その時だ〜 どうしても駄目で、「もういらない!」と言われたときには、 辞めればいいや。 という、気持ちをラクに持って、今、したいことしとこうっと(笑) これは、ある意味、親孝行。(ということで) 主人に、この、私の気持ちを相談した。 主人が、おいちゃんち会社の経理を「反対」したら、どちらにしても断念するつもりでいた。 が、意外にも、主人はしかめっ面することなく、穏やかな表情で、長い間、話を黙って聞いてくれた。 最後には、賛成してくれた。 有り難かった…。 早速、その翌日、おばちゃんに報告すると、本当に喜んでくれたし、 肩の荷が下りたと言い、私の主人に対して、感謝の言葉を繰り返してくれた。 N生の上司であるリーダーに、報告した。 リーダーは「同じことの繰り返しになるんじゃないか」と心配し、 N生を退職するのはバツじゃないけど、おばさんちに行くのは、バツだと思う、とも言った。 私をN生に誘ってくれた彼女も、同じことを言った。 翌日、彼女が時間を作ってくれて、お昼2時間ほど、話をして、わかってもらえた。彼女は「私から部長に報告して、3月には退職できるように支社長に頼んどきます」と言ってくれた。 が、その日の夕方、リーダーが「選択肢は、残せるうちは残しておいたほうがいいと思うわ」と言ってきた。 「今、おばちゃん達といい関係が築けていても、またいきなりピシャ!ってされることがあるかもしれない。 あなたは今まで、たくさん契約をあげて、これからお給料に反映してくる時期にはいったところなのよ。 やっぱりおばちゃんとは上手くいきませんでした、やっぱりN生で生きていこうと思った時に、もう一本の道も無くなっていたんでは、どんなものかしら?と私は思う。 逃げ道として、成績ゼロが続いて免職されるまであと2ヶ月あるから、それまで在職する形は、考えられないかな?」と、言う。 私は、「退職したい」と言って、そんなにすぐ辞めれるわけがないと思っていたし、 N生へは9時前に出社し、16時過ぎに帰社すれば構わないと言ってくれたので(どうせおぃちゃんちに出勤するのも同じような時間だから)、承知した。 というワケで、土日は休みで、平日は2つの会社の掛け持ちとなった。 精神的にはラクになったが、N生のお客さまから呼ばれることもあるし、 保険に入る人を紹介したいと言ってくれるお客さま・既契約のお客さまで新しく保障の保険に入ろうかなと言ってくれる人・入院手術給付金の申請のお客さま…と、なかなか用事が入るため、かえって忙しくなった気がする(汗)引継ぎもあるしね…。 でもなんでだか、ずーっっと、抜けなかった疲れが、とれてきた気がする。 そうなのだ。 今まで、本当に、忙しかった。。 PCに向き合い、自分の気持ちも整理できないまま、月日が経つことに不安があった。 内観法の手段でもある、この日記に触れなかった。 周りの出来事と人たち(家族だけでなく、職場でも)に、流されやすい自分が、自分の位置に戻ってくるために必要なこの日記。 久しぶりに、この日記をかけて、スッキリしたなぁ。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - |