2005年02月21日(月) |
=樫の木の下に ひとり= |
日が昇る その場所を求めて
僕は 歩きつづけてきた。
風に笑われ
月に騙され
それでもじっと堪えた
川を転がる流木に
「無駄、無駄」と、言われたけれど
それでもじっと堪えた。
おっきな オヒサマに 近付けるのだから
そこは暖かくて よく眠れると思ったのだから
.
。
○
やっと辿り着いた黄金の樫の木の下
キラキラ、眩しい。
僕は早速と毛布を一枚取り出し、寝転がる。
眩しくて 熱くて
熱くて 眩しくて
とても眠れやしない。
さて どうするか、さて どうするか。
それは また 日が沈む頃に
それは また 月が居ぬ夜に。
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