いつも首を横にふる楽しいことなど何もない生きていたって仕方がないと膝を抱え溜息をついて笑っている君だけを真っ黒に塗りつぶして眠り続ける君祈り続ける君ねえ はやくねえ はやく残酷な今日は悲しい明日は遠くのおうちに移っていったねえ はやくねぇ はやくこの虹色の貝殻を耳に当ててみてこの真っ白な紫陽花を髪に挿してみて君の睫毛に蝶は舞う蝶は舞う