うちの犬は私にとって王子で 朝晩の散歩は最優先事項だし、 おやつはしっかり冷蔵庫に保管されている。
王子は最近、私のストーカーだ。 クッションで器用に丸まって眠っていたのに、 私が立ちあがるとぱっと立ち上がって 先に立って歩こうとする。 デニムに履き替えると、 目をぱっちり見開き首を軽く傾け いっしょに行くとアピールする。
王子を私が溺愛してやまない最大の理由は、 彼の最大限の「おかえり」の表現だと思う。 耳を力いっぱい下げ、 短い尻尾を全速力で振って、 全身うれしさを爆発させる。
このしぐさだけで、 私は彼をいとしく思う。 とにかく絶品なのだ。
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