愚者
DiaryINDEXpastwill


2006年09月19日(火) 自己嫌悪

 いつも誰かの世話をしているくせに
自分のことになると、無頓着でひ弱な自分に
うんざりすることがある。

 世話を焼くのは良いが、過ぎるとお節介になってしまう。
そして肝心なとき、支えてあげようと思う人の力になれず
強烈な自己嫌悪が襲ってくる。

 本当は誰にも関わりたくないと駄々をこねる自分と
誰にでも優しい自分との狭間に崩れ落ち、また自分を取り戻す。
何か大きな苦悩に襲われたとき、いつもこんな感じで
自分を許せなくなり、他人を許せなくなる。

 誰にも邪魔されたくない、と人を遠ざけたり
何とかしてあげようと、躍起になったりと
堂々巡りをして、またいつもの平穏な日々に埋もれていく。

 秋になると、このように裏の裏まで深く深く考えてしまう。
冬の声が聞こえるまでは、いつもこんな調子だ。
いつからか分からないが、秋は好きになれない。


誠幻