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■ 今更ながら、「ラスト・サムライ」雑記
(昨日に引き続き)えーと、しつこいようですが「ラスト・サムライ」。 アカデミー賞が残念な結果に終わってしまったので、上映も早々に打ち 切られるんでしょうね。今ですら、公開しているシアターは少ないし。
私は今年に入ってから観にいきました。 一回観て、中一日「悶々もんもん」という感じで考え込んで、翌日また観に いきました。もんもんしていたのは、映画の内容に納得がいかなかったから ではなく、その真逆で、「うわっ、スゲエ」と素直に感動してしまったから。
で、一度目を観た直後から、「これは文章に残さなければ」とひとりで盛り上がり、 その確認のためもう一度観たのでした。嫌な客かもしれませんが、二度目は メモ帳とペンを持参して、涙ふきふきしながら、シャコシャコと暗闇の中で メモっていました。今、手元にそのメモがあるんですけど、ミミズが紙の上を 這いずり回っています。私以外の人がご覧になったら、ほぼ解読不能です。
批判や重箱のスミをちょんちょんするような指摘はたやすい。 私はね、どんな作品でも「よかったな」という箇所を見つけるのが好きです。
個人的には(観た方はわかると思うけれど)、オールグレン(トム)が、見張り として付きまとう寡黙なサムライに「よし、キミをボブと呼ぼう。何でそんな 顔してるんだ。ははーん、オンナみたいなスカート(袴のこと)を履かされた からだろ」と独りごちる場面。それと、新政府に囚われた勝元(渡辺謙)を 救い出すとき、行く手を阻む警備の者に通訳のグレアムが「この方(トム) を誰だとお思いになる。アメリカ合衆国大統領であられるぞ」と嘘ぶく場面。 二回とも声を立てて笑っちゃいました。
観た人それぞれが、いろんな感想や解釈を持っていいと思うんです。 私もちょっと真面目に書きたくなりました。少々肩が凝るような文章かも しれませんが、私は批評家でも映画評論家でもないので、「オメェ、 よくも偉そうにずけずけと」と云われても困っちゃいます。
それでも興味あると云っていただける方、 [Sketch]→[Faculty]→[#4]から長文覚悟でドゾ。
2004年03月02日(火)
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