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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2006年03月11日(土) 桜が二輪。それから「筆の海〜蟲師〜」

いきなり春が来たような、ぽかぽかな気温。
18℃ 暑いくらい。
日差しがもう夏のように強くて、痛いくらい。

あ゛〜 やっぱり苦手なの… 暑いの。

おまけに買い物に出るショッピングモールは、暖房がんがんにきかせてて
暑くて頭痛くなっちゃうくらい。
ウォームビズに取り組んでますって張り紙は、ウソかしらん。

気の早い桜が、二輪、咲いていた!
桜の開花宣言って、上野公園のソメイヨシノが咲いたら出されるんだって。
だから同じ東京でも、この桜は咲いたうちには入らないのよね…。
なんか… カワイソウ。


今夜の「蟲師」は、「筆の海」

このお話がOAされるのを楽しみにしていた。
蟲を封じることのために一生を捧げる宿命から逃れられない淡幽を
どんなふうにアニメーションとして命を与えるのか、興味があった。
あの監督さんなら、きっと、背負った宿命と悲哀を重々しくは描かずに
すべてを受け入れ、凛として生きている女性として描くんじゃないかなって思っていたから。

案の定、墨色の情景、ほの暗い闇と漆黒の闇とを描きわけていて、このアニメに携わる
たくさんの人達の磨かれた感性を感じて、ただもうTV画面に釘付けになった。

わたしも足が悪いので、淡幽の歩けない哀しさがよくわかる。

そしてギンコと彼女のこころの通い合いが、何とも温かく心地よくて。
離れていても、何処かで通じている。
ギンコは淡幽のこころを、一番よく理解しているんじゃないかと思う。
そして彼女も、彼が訪ねてくることで、救われているのだろう。

愛とか恋とか、そういう二次元的な感情ではなくて、もっと深いところで
共鳴しあっているんだろうなと感じる。
いつも死と隣り合わせでいるからこそ、生と死の根源を見つめているからこそ
わかりあえているのだろうと思う。

ラストのふたりの会話が、一番好きなシーン。


次回は―――

え゛? うそ!これが最終回なの?

突然「最終回」なんてテロップ出されても―――。

ひどいんじゃない?

春の番組編成変更で、5月からBSフジで6話分のOAがあるとか。
うぅぅ…
ウチはBSフジ、観れないのに…。
そりゃないよ。とほほ…

これから何を楽しみにすれば良いのだろ。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]