静かな夜に躍動する静かな夜だから 辺りを伺う曇りのち時々 溢れる涙気づけば朝がやってくる静かな夜に気配を感じ波打つ鼓動に気を取られ赤目の猿は 頭を抱える寂しさも侘しさも全て抱えきれないくせに全て抱え様と足掻き眠れぬ静かな夜は朝の汽笛と共に 暮れていく