街には明かりが灯る。家路に向かう人並みの中誰とは言わないいつも隣に並んだ影が 今は懐かしい「さよなら」と口が動く その瞬間今でも瞼の奥に焼き付いている街には明かりが灯る。家路へ向かう電車の中誰でもないいつも傍で感じた温もりが 今は無い二つ並んだ食器の影が キッチンに今でも並ぶ 歯ブラシも二つ終わり方を知らない 僕の終れ方をを知らない 僕が目指す時間。街には明かりが射してくる…。