男として未熟な僕は人としてガサツな僕は心を潰して 拳を握り目の前の腐敗と対峙男として稚拙な僕は人として幼い僕は心を震わせ 拳を叩き目の前の冷遇と対峙待機した少年期 劣化した肖像暴力は時には雄弁心の底で 波打つ躍動目の前は真白心の底で 感じた暗澹目の前は真っ暗魔が射した 道の途中まだ日陰に入るには早すぎる魔が射した 道の途上まだ日向に居るには遅すぎた心が震え囁く 夢目の前の少年の肖像は他でもない 僕だ。