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193 小中高生の読書傾向

爆発的ヒットになった「世界の中心で、愛を叫ぶ」の影響などにより、小中高生で本を読む人が増えているらしい。最近は芥川賞を若い女の子が受賞するなど、本に関する話題が若い世代の間でも多い。

俺が小さいころはなにを読んでいたかな〜、って考えた。今みたいに流行でみんなが読むっていう本は特になかったから、読むとしたら個人的に読んで終わりって感じだった。もしそれが漫画みたいに、読んでいる友達が他にもいっぱいいて、読んだあとの感想なんかを語り合えたりしたら面白かったんだろうな。
小学生の頃に一番好きだったのが、歴史人物の本。シリーズ本で、織田信長、徳川家康、坂本龍馬、源義経、などなど・・・。とにかくむさぼるように読んでた。風邪で小学校をしばらく休むことがあって、母親がつまらないだろうからって、そのシリーズの本を2冊買ってくれたんだ。2冊とも1日で読んだんだ。母親はあきれてた。1冊は源頼朝だった。もう1冊は忘れた。でもとにかく好きだったんだ。
中学生の頃は赤川次郎と星新一を手当たり次第読んでた。おばさんが大量にくれて、読んだ量は結構なもんだったと思う。赤川次郎はミステリーで、星新一は不思議ストーリーって感じでなんでもあり。どっちもストーリーテリングに優れていて、中学生にはちょうどいい読みやすさだった。

そんな小さいころにもし海外の文学なんかに目覚めていたら、いっぱしの文学少年になれてたんだろうな〜なんて思う。でもまぁ、世界の中心であれなんであれ、本を読むきっかけがあるっていうのはいいことだと思う。近年日本人の国語力が低下していると嘆かれているみたいだけど、やっぱり本を読まないことには、語彙は増えないし、表現の幅も広がらない。このままの勢いで、子供達が本を読むっていう習慣があたりまえのものになってくれると嬉しい。
2004年10月27日(水)

VOICE / マッキー

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