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203 初恋 その2

前回「201 初恋 その1」の続き。
彼女はとても気の強い人だったんだ。言葉が強く、はっきりした発言をし、ずかずかと物事を言った。逆にその頃の俺はどこか自信のない、彼女とは逆のタイプの人間だったんだと思う。なにかとずけずけと言われ、勢いにいつも押されっぱなしだったイメージがある。
なんで5年生になって急に好きになったのか、よくわからない。
もしかしたら・・・って思うのが、実は1年生〜4年生まで同じクラスだった他の女の子のことが、少し気になってたのかな?って思う。まぁそうなると今話してる初恋の話が、初恋じゃなくなっちゃうけど、たぶんそれは恋ではなかった。友だちの延長で、なんか気になるっていう。その子も仲がとてもよかったから。
で、その子と5年生になってクラスが変わって、それがきっかけでクラスが変わらなかった彼女のことを、初めて女の子としてみたんだろうな。
あとはクラスの男子にからかわれたからっていうのはかなりあると思う。

それともう一つ思うのは、彼女も俺のことが好きだったんじゃないか?と思うからなんだ。こんなこと言うと自意識過剰なやつに思われるんだろうけど、でもたぶんそうだったんじゃないかな?そう思いたい。もし勘違いだったとしても、それはそれで大きな夢だから、壊しちゃいけないよ(笑)

でも、この頃の男と女は随分と差があって、女の子はとてもませてるから、男はたじろいでばっかりっていうのがあると思う。好きだから、じゃあ付き合うとかって発想にならない。女の子はそういう風に捉えてたのかな?わからないな。

彼女のことはかなり長い間好きだった。小学校卒業と同時にお別れだったけど、中学生の間ずっと好きだったね。

中学受験を俺はしたんだけど、彼女だけが唯一そのことを気にかけてくれて、手作りのお守りをつくってくれたことを今でも覚えている。うれしかったなぁ。
2004年12月30日(木)

VOICE / マッキー

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