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■ 夏休み。
後期が始まってもう１ヶ月が経った。
最近は学祭が終わって一段落して、
落ち着いた毎日を送ってる。
色鮮やかに紅葉していた木々も、
段々と冬の支度を始めている。
後期になって、
学校が楽しい。
とりたてて
『何』が楽しいって訳じゃなくて、
なんだか楽しい。
前期と違って、
音楽の授業を３つ取ってるせいかもしれない。
吹奏楽時代を思い出せて楽しいし。
前期と違って、
一緒に行動する友人が増えたからかもしれない。
前期はサクとほとんど授業が同じだったから、
いつも２人でいることが多かったんだけど、
後期はそれにプラスして
ノブがいる。
今までアイツとして書いてきた人だ。
３人揃ってやたら授業を取って、
『目指せ35単位GET！』
な目標。
今は朝から晩まで3人でいる。
ご飯食べる時も
2人より3人の方がやっぱり楽しいし。
でも
今が楽しいのはそれだけじゃない。
あの
『夏休み』
のせいだと思う。
ウチの大学は夏休みが長い。
2ヵ月半もある。
夏休みが始まった頃は、
もちろんかなりウキウキしてた。
でも次第に
バイトばかりの日々が
単調すぎて気持ちが悪くなってきた。
何をやってもつまらなくて、
自分の居場所が無くなったみたいだった。
喪失感。
高校の文化祭に行っても、
その明るさやエネルギーに
今の自分がかなわないって感じて、
また沈んだり。
今思えば、
毎日が静か過ぎたんだと思う。
サークルで学校に行っても、
人がいなくて寂しげだし。
家とバイト先の往復だけで、
人のたくさんいる場所には縁の無い毎日。
静か過ぎて、
気持ち悪かった。
いまは毎日どっかがやがやしてて、
そんな中にいるのがすごく落ち着く。
賑やかな場所が好き
とかじゃなくて、
『活気』みたいなのが必要なんだと思う。
あんなつらい『夏休み』に比べたら、
授業なんて全然苦にならない。
あの『夏休み』があったからこそ、
今を大切に過ごせてるのかもしれない。
2002年11月21日(木)
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