ステップママ繁盛記



 春休み・・・

この地域では、先週の土曜日から一週間春休みになりました。

今日は、元奥の妹の住んでいるドイツで子供たちは夏休みを過ごすので、
パスポートの写真や、IDを作りに夫と今でかけています。
今年の夏に行くと決まったとたんに、あ、パスポートが切れているとわかったからです。日本では数週間でできるパスポートも、ここアメリカではどのくらいかかるのかわからないので、早めに手続きをすませて最後の最後でどたばたしないように、そして春休みでみんながいるので、今のうちに・・・ということで今いっています。

久しぶり、家に一人でいられる。洗濯やらできなかったことをやろうと思う。


2002年03月13日(水)



 いい子ぶる・・・

一番上の子は、いやなこと、いいたくないけどいわなくてはいけない自分の非、
頼みたいことが、兄弟と同じなら、いつも下の二人に頼んで夫または私に言う。
そして、ぎりぎりまで絶対にいわない。何度もいっても同じ。
あたしもいいかげんあきあきしてきた、すでに2年間同じことをくりかえし、
オウムのようにいっているのに、どうしてわからないのかなあ??

いいことだけ、聞いて聞いてと模範の子供のように、言ってくる。
そして、下の二人の兄弟が何かトラブルを起こした場合、いったのに〜とか
私たちに同情を傾けるそぶりをする。
私はそんなそぶりを見ても、感動したりもするが、すぐに猜疑心で
「本当にそうなの?またうそでしょ・・・いい気分にさせるため、いい子供もふりをするため?」と自分にもう一度された行動を思い描いてしまうことがある。

今日もそうだった。
図書館に行きたいと一番上と一番下が夫につれていってくれるように頼んでいた。
時間もつげなければ、もう一度いってもこない。そんなこんなでしびれを切らした
夫は居眠りがはじまった。私もシャワーを浴びて、寝室からでると、一目散に
やってきたのは、一番上だった。夫の居眠りをみて、また自分の部屋に戻った。
2Fに戻った私に、一番下が、「図書館につれていってほしい」といってきた。
いつもこういういやな役目は一番下がいってくることが多い、いわゆる
メッセンジャー役をされる。私はこれが大嫌い。いいたいことがあるなら、
直に頼めばいいのに、いいずらいことはすべて一番下を使う長女。てめーは
女王様じゃないんだよ。いつも、下の二人に暗唱させるように、「私の好きな色をいってごらん?私の好きな香りをいってごらん?私の好きな動物をいってごらん?etc・・・」へどが出そうな質問に、下の二人はえっと○○はこれが好き!
もし答えが異なっていると、すごい顔をして二人をにらむ、「違うでしょう・・・私の好きなのは○○!!!」

16ってこんなもん??なんか精神がいくらなんでも、6歳児のようなんですけど・・・

いやけのさす、日曜日。


2002年03月11日(月)



 こっそり部屋に入るのは・・・

数ヶ月前から、寝室のものが無くなる。無くなるといっても、細かい文房具だとか、飴とか、たわいのないものなんだけど。
机の上のものが動いていたりしてたんで、気になってはいた。
それに、一階にいて夕食を作っていると、二階で歩く音が聞こえるのだ。
歩くのも、自分たちの寝室付近。思い立って、ダッシュするといつも逃げられた後のように、誰もいない。でも無くなっているんだよね〜いつも。

一度、問いただしたときも、「知らない」「入ってない」の一点張り。
このあいだもあるものがなくなったのと、うそをついたので、夫が一番下にしばらく家に帰ったら宿題のほかは読書と告げた。
このあいだの日曜日は、ひとかけだけ食べたサンドイッチをトイレのごみ箱で発見されて、夫はかなり激怒した。その犯人さえ、誰も名乗りでなかったからだ。
次ぎの日、とうとう一番下の子は、「自分がやった」とすべてしたことを夫に告げた。

そりゃ、テレビ無し、外に遊びにいけない、ずっと読書はつまらない。
みんなが楽しく映画を見に行ったりしているときに、一人家にいて読書っていうのはやっぱりつまらない。しびれを切らして白状したんだろうけど。直らないんだよね〜。昨日もそうだし。

うそをつくのを直してもらいたいからなんだけどさあ。


2002年03月04日(月)



 人にあたらないでよ・・・

一番上の子が陸上の試合があった今日金曜日。
普通なら、夕方に終わるのに、一向に電話がかかってこない。

ここアメリカは、親が送り迎えなんて高校でもざらなのである。
現在午後十一時過ぎ。ずっと待っているのに一向に連絡がない。
夫は、心配なのがよおおく伝わってくる。こういときは、女のほうがでんとかまえられる。

待っているあいだ、あたしはネットをして音楽を聴いていた。
メールの返信をしたりして、待っていたのに、夫はおおいびき。
むくむくおきだしたかと思えば、自分の聞いている音楽の歌っている人は知らないのにと言い出してきた。きたよきたよ・・・いらいらがこっちに風向きが変わってきた。どの人が歌っているのか知らないけど、高校受験のときに聞いた音楽。
せりふだって、山場は知っている。それなのに、知らないのに聞くなといいいがかりをつけてきた。あたしは、すっとぼけて無視していると、かなりちゃちゃをいれるので、逆切れしてあたしはむかついてきた。
いいかげんに静かにしてよ、好きで聞いているのに、なんなんだよな〜まったく。
心配が種でこっちにふってくるなら、探しにいけ!といったら、電話がかかってきた。心配するのはわかるが、それならそうと、いえばいいのに、行動でしめすなんてらしくないぜ!

帰ってきたら、いきなり静まっている夫。どうなってんの?

2002年03月01日(金)



 フライドライス・・・

子供たちの好きな食べ物は、俗に言うファーストフード系。それと彼らの母の国の料理が数種類。夫もこれにもれず、こういうのが好き。(肉食動物)
彼らの母の国の料理をつくると、夫までもりもり食べる。でも、あたしの好きなカレーライスは好きだけど好物というほどではない。いい点は、次の日も私はカレーが食べられることぐらい。

おととい、ご飯を炊いたのに、急遽ラーメンを食べてしまったので(大人二人は)
そのご飯でフライドライスを作った。次ぎの日、一番上の子が、「あたしね、
エンチラーダ(メキシコ料理)が、桜のつくるものの中で一番好きだったけど、フライドライスが一番になったよ〜あれおいしい!」といってきた。

そのエンチラーダだって、ひき肉に既成の粉を混ぜて、トルティーヤにくるんで
チーズたっぷりのせてオーブンで焼く、いわば、手作りとはいえない簡単だれでも料理。

フライドライスも、残りもののオンパレードをいれただけだったのになあ。

手の凝った料理や、時間をかけて作った料理はあんまり喜ばれないこの家庭、
まあ、これがいいというならまた作ることにしよう。



2002年02月28日(木)



 精神的未熟・・・

よく、継子でその子供がティーンエイジだと大変ね〜と言われる。
ティーンエイジという以前に、精神的に成熟してないのには毎日びっくりさせられる。一番上の子は、高校までをバス通学しているが、学校から家までの道のりをいまだに知らない。この場所に引っ越してきて、半年。毎日通学しているのに、
わからないらしい。この子はいったい、バスの中で、または迎えにいったりしたときに、車の中で何を考えているんだろうか?

今の子供たち全般にいえることかもしれないが、マニュアルどおりの答えはできるものの、いざサバイバルなことになったら、まったくどうしたらわからないというのが現状なのかもしれない。
成績も三人とも抜群にいいのに、日常の生活のふしぶしで、だだ大丈夫??ということがたくさんありすぎて、一体あたしは、5才の子供を見ているような気がしてならない。






2002年02月25日(月)



 隣じゃなくて・・・

けんかの種はいつも継子のことが多い。
ふと、このごろよく思うのは、自分が主張していることに対して、
違う意見ならば違う!というが、いつもは、隣だった。
横にいる立場。

それが、このごろは、目の前にいる感じがする。上から眺めるわけでもなく
下から見上げるわけでもなく、テーブルの反対にいる感じだ。
はっきりとはいわないものの、言葉の端から、子供のかたを持つような
ニュアンスがとても多い。




2002年02月21日(木)



 うそつき・・・

一番下の子は、出会ったころからよくうそをつきます。
その度合いが大きくなり、このごろでは巧妙なうそをついたり、行動をするので
なかなか現場を押さえることができなくなっていました。そしてさらっと、
うまく考えて、こちらがぐーの根もでないいいわけをします。
夫にそのことをいうと、「そのうちに、絶対ばれるから・・・」で、何度も現場は見逃したものの、ことをいきさつを話してはいました。

出張から帰ってきた日曜日にとうとう、夫が現場をみつけました。

怒られるのが怖いから、人に嫌われるのがいやだから・・・だんだんうそが大きくなります。こっぴどくしかられた次ぎの日、してはいけないことを、こっそりとしていたのが、またわかりました。
二人ともできることすべてをトライしたにもかかわらず、今はこの子に何をしていいのか迷っています。2年前から同じことのくりかえし。まだ直らない。
いつまで続くのだろうか?今は、罰としてテレビ厳禁、外出厳禁、読書のみなんていうのでも、大人になってうそをつけば、警察につかまります。








2002年02月19日(火)



 バレンタインデー・・・

昨日はバレンタインデーでした。
不意な誘いに解凍しておいた肉を冷凍庫に戻して
二人で夕食に行ってきました。

テーブルについて、夫が
「昨日さ、一番上のことバレンタインデーの話をしてて、桜といっしょに出かけないの?ってきいてきたんだよ。」

一番上の子には、彼女のバレンタインの話はしたものの、自分たちのバレンタインには特にしてなかったので、びっくりしたのと、こうやって、話してくれたことと
夫が夕食に誘ってくれたことに感謝した。










2002年02月16日(土)



 鉛筆・・・

子供たちに出会ったころ、物の大切さをしらないのでびっくりしたことがある。

一番下の子は、ひとつ数ドルするクッキーを食べきれないといってそのまま
一欠けら食べたクッキーをごみ箱に捨てる。
2番目の子は、まだ1センチぐらいしか使われてない色鉛筆をごみ箱にすて、
「ダディがどうせ買ってくれるから」まだ新しい色鉛筆を発見したことがある。

正直言ってびっくりした。と同時にどうなっているんだろう?と思った。

アメリカでは、新学年が始まるのが、8月または9月。「Back to School」と称して、新しい文房具を用意し、学校に着ていくユニフォームまたは洋服を買う。
一回目の新学年のときは、いろいろと必要なもの不必要なものまで買った。
2回目の新学年のときは、本当に必要なものをまとめてしか買わなかった。

最初にいった、小さな発見を夫に話したときは「まさかうちの子にかぎって」という雰囲気だった。
「自分といっしょに住んでいるときはそうじゃなかった」
子供と離れて生活していた数年がそうさせてしまったような言い方をした。

文房具もまとめて買い、無くなったときに必要な分だけ使うように、
あるもの、使えるものは大事に最後まで使う、と指示した。

昨日、夕食を食べているテーブルの脇で、2番目の子が、「スクールバスの絵のコンテスト」に向けて、ラフドラフト(下書き)を書いていて、小さくなった鉛筆が2本転がっていた。

あるものを最後まで大事に使う。ものの大切さを知る。これも勉強のうちだ。

「どうせ買えばいいし」
「また買えばいい」
「無くしたから買えばいい」
「どうせ安いから」

親も文房具=必需品として、簡単に買い与えてしまう部分もあると思う。
そうやって、増えていく無駄なものってたくさんあると同時に何か大切なものを無くしていっている気がする。













2002年02月15日(金)
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