きっとそういうことなんだろう。 誰かの意思を感じるのも。
「あなたのクレジットカード情報が漏洩したおそれがあるため、新しいカードを近日中にお届けします」というお手紙が来た。
またか。 2回目だぞ。 有効期限の5年以内に3枚目に変わるって何なんだ・・・
実際に偽造カードの被害に遭われた方がいらっしゃるらしく、それを思えば番号変わるくらいどうってことない、と思いたかったが、前回クリーニングの宅配サービスのカード変更手続きがもれたせいで結構面倒くさい目にあったのを思い出した。 そして前回はなかった保険契約の引き落としがあることに思い至る。
・・・・・・・他の店でも直営店なら手続きできたはずだよなぁ・・・・・・・
保険の引き落としが飛ぶと契約に影響が出るかもしれないので(私のせいじゃないんだけどさ・・・)仕方なく会社帰りに手続きに行こうと思ったのが先週の水曜日。
その直前に、私にとっては結構な大事件が起きた。
正確には事件が起きたのではなくて、気付いてしまった、だけなのだが、申し訳ない気持ちと過去の記憶とかが一気に噴き出てきて半分パニックになった。 保険屋に飛び込まなければ、帰り道のどこかで号泣してたと思う。
すごく現実的な手続きをしたのと、事情説明したら「(カード番号変わるなんて)そんなことあるんですか!?」と窓口の人が驚いてくれて、かえってこっちが落ち着いたっていう。 相手が驚いた理由と私がパニックになりかけた原因は全く関係ないんだけど、気が紛れたおかげで一応冷静を保っていられた。
そうはいっても帰り道はぎりぎりで、玄関開けて閉じた瞬間に泣き出す始末。 先週はそのままどうすることも出来ずに終わっていき、金曜日にお誕生日のケーキ買って帰ってひとりで食べた。
週末はずっと同じことを考えて、私がやりたいと思っていることは、結局は巡り巡って私を助けたいだけなんだ、と思い至って、過去の自分と今の自分を両方責めて、でも何も変わりはしない。 過去の傷は血を流さないただの痕で、そこに絆創膏を貼ったって、何にもならないんだ。
先は分からない。 今はただ、謝りたいんだ。
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