日々逍遙―この1冊、この1本、この1枚―
1冊の本、絵本、1本の映画、舞台、(ワインやお酒)、1枚の絵、CD。
散歩の途中に出会ったあれこれを…。

2002年02月15日(金) ☆Really Rosie☆(キャロル・キング ESCA7771)

今日の「トムの庭」バックグラウンド・ミュージックは「Really Rosie」(おしゃまなロージー)。CD作詞モーリス・センダック、作曲キャロル・キングという豪華版。アメリカで『ロージーちゃんのひみつ』(偕成社)でおなじみのロージーちゃんを主人公にしたアニメが放映された時のサウンドトラックです。
このロージーちゃんには実在のモデルがあり、センダックは生まれ育ったブルックリンで、二十歳の頃、自宅の窓から、ひがな1日その子をスケッチし、彼女の独白を書き留めていたそうです。
アニメは見たことがないのですが、本の方のロージーちゃん、なかなかに独創的で闊達。邦題のタイトル通りおしゃまな女の子でもあります。空想の世界に遊び豊かな発想を子どもたちとの遊びの中で形にしていきます。
CDにもそんな楽しい雰囲気が活かされています。小気味のよいリズムがきざまれ、
声色や、叫び声も飛び出してキャロル・キングの中の「ロージーちゃん」が目をさましたかのよう。彼女もセンダックやロージーちゃんと同じブルックリン育ち。
キャロル・キングには1971年に「TAPESTRY」(つづれおり)という名盤があり、その中の「空が落ちてくる」や「つづれおり」は大好きな曲でLPをよく聴いていました。昨年暮れにオンラインショップで年間売り上げベスト100の輸入盤CDを30%OFF
でSALEしていたのですが、その中に昨年彼女がリリースしたの「Love Makes The World」が入っていました。息の長い活動をしているのですね。
お店ではその時流しているCDをワイヤーのラックに立てかけてお客様に見えるように置いてありますが、このひときわ楽しそうな「ライス入りチキン・スープ」のショーの場面は、『ロージーちゃんのひみつ』や『チキン・スープライスいり』(冨山房)をご存じない方の注目も集めています。


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みねこ

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