日々逍遙―この1冊、この1本、この1枚―
1冊の本、絵本、1本の映画、舞台、(ワインやお酒)、1枚の絵、CD。
散歩の途中に出会ったあれこれを…。

2002年05月02日(木) 光の旅人(名鉄東宝2)

なんだ、こりゃ。
わけがわからない。
ストーリーに整合性がない。
ケヴィン・スペーシー演じるKーパックス星人、もしくは妄想患者は結局のところ何者だったの?
途中、2つの太陽があるというKーパックスは、世界有数の天文学者たちに極秘裏に知られる星だとされ、この異星人は天文学者でさえ明らかにできなかったその軌道を説明してみせる、病院での検査で通常の人と光にたいする反応も違うし、これは紛う方なく異星人でしょうが。
ところが後半、医者は彼のかかえるトラウマの原因となる、悲しい経験を催眠療法で引き出し、彼がK−パックスへ帰るという7月27日の直前につきとめるんですよね。
流れ者に犯され惨殺された妻と娘、その男を殺してしまった事実、そして自らも命をたったとされる川での投身自殺。
異星人である彼はこの男に乗り移っていたの?
生殖行為はするけれど、家族は持たないK−パックスからやってきて、家庭的営みをしていた時期があったのかしら。
それともすべてが、過酷なトラウマを背負った男の妄想?

誰か納得できるように説明して!


 ←過去  INDEX  →未来


みねこ

My追加