ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

映画めも - 2009年06月28日(日)


『28日後・・・』

イギリスで強烈な伝染力を持った狂犬病のような病気が蔓延してイギリス国民がほとんど死んでしまい残っているのは数人だけと言う世界。
主人公は病院で仮死状態のままでいたが、やがて28日後に息を吹き返し、次々に襲ってくる病気にかかった人間たちを倒しながら、逃げ惑う話。
『スラムドッグ$ミリオネア』のダニーボイル監督の作品。
どうしたらこんな映像が取れるんだろうというようないつもながらすごい映像で圧してくるが、一人一人が抱えているテーマが少し小さいので、映画としては少し小品という感がある。




『ノーカントリー』

この映画に関しては評価がしにくい。
主人公はたまたま殺しの現場でお金を拾ってしまった男なんだけれど、この男が面白いのではなくて、それを追いかける殺し屋のキャラクターがこの映画の全てだと思う。

自分だけの殺す理由を持った、殺し屋が出てくる。
しかしその殺し屋は、きわものではあるんだけれども、デビッド・リンチの映画を観たことがある人間にとっては、それほどのきわものでも変態でもないなという印象。
見る人によっては、それと比べるのはちょっと違うと言う人もいるかもしれない。

でも、リアリティーがあって、とてもその殺し屋が怖い。



『幸せのレシピ』

ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のハリウッド版映画。
マーサの・・の方は物語が設定に流されているが、幸せレシピの方はあるべきところへ物語が流れていって、なるほどと言うところで物語りは終わる。
物語はやはり流されてしまってはいけない。



『エンジェル』

才能のある架空のイギリスの小説家が主人公の物語。
物語のお膳立てをせずに、どんどん物語が進んでいくので、派手に物語りは展開していくが、何の感動も起こらない。
物語の悪い作り方の見本のような作品。




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