月。
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2004年12月04日(土) 抱きしめられた腕の強さを未だ覚えている。

プライベートなことは
あんまり話したがらないんですよね

あのひとの後輩のことば

それ以上を聞きたかったけれど
そんな姑息な真似をしたくなくて
そうみたいだねと曖昧に笑う

責任感が強いというのか
他人に心を許していないというのか
他人より大人というのか

果たしてあのひとは何処に属するんだろう?

たぶん
頼りになるはずの人達は
幼い頃から守るべき対象だったのだろうし
それを不思議にも思わなかったのではないかと思う

しっかりしなければという気持ちは
人一倍強いのかも知れない

守るべきものが出来たのだろうと
そんな風に思っていたことは
きっと当たっている

今でも携帯の中に残っているメールは
あのひとの中で消去してしまった過去


杏 |MAIL

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