『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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雨の日は好き 2003年05月16日(金)

きょうは、夕方までずっと雨が降っていた。
ほんのり濡れる程度のわずかな雨だった。

ベランダで猫を遊ばせていたら、
上の階の人が、子供連れで下の通路を通って
置いてある自分ちの車に向かってきていた。

そして、ことさらに大きな声で(?)
雨なんかチットしか振っていないのに
「雨よ、濡れちゃうぞ!走れぇ〜!」と言って
走って車に向かっていた。

距離だってわずかなのに、
なんで、そんなに雨が嫌なんだろう。

「ああ、この人もこの下の通路で
 車の乗り降りしたいのかな?
 私がここに居たから、当て付けてるのかな?・・・
 でも、なんで皆そんなに濡れたり、
 傘差したりするのいやなんだろ・・」と思った。

わたしには、とてもとても不思議なことだ。

このマンションに住む人は、
大概がこの下で乗り降りがしたい。
我が家が厭がっているから、シブシブやらないだけで
できれば、屋根のあるところで乗り降りがしたいのだ。
晴れている時は、他の視線から逃れる為に
降っている時には、もちろん雨風から逃れる為に・・・


わたしも、あんまり降り続く寒い日なんかは
スーパーに行った時くらいは地下に停める。
やっぱり濡れたくないから。

でも、自分の家の近くに来たら
傘差して、荷物持ちながら歩くことを
他人の気持ちを押しのけてまで
やりたいと思ったりはしない。


雨の中を歩くと、
雨の匂いや木々の様子がよく分かって楽しい。

そういう楽しみだってあるのに、
セカセカと他人を横目で見ながら家に駆け込むこと
わたしだったら子供にさせたくない。

一緒に傘を差して、
長靴で水溜まりに入ったりして
いろんな話しながら帰る。

その時のレインコートの湿り気や
手に掛る雨の滴、
垣間見える意外と明るい空

そういうものって
ずっとずっとかけがえのないものだと思う。

わたしは、ヒキコモリ気味だけれど
あの人達は、逆にもっと引きこもっているように見える。


そんなふうに思っているから、
わたしは、いつまでも
DOOR TO DOOR人種のこと理解できない。
本当に傷付いている人は、
傷付いている人に、もう少し敏感だ。


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猫への虐待、許しませんよ!


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