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■ 「事件ですか、事故ですか」
110番に電話をかけた。事件でも事故でもないけれど。 イタ電ではない。あえて言うなら「事故」になるのだろうか。
車で私の実家に向かっていた時のこと。 信号待ちをしていると、前方、交差点の真ん中に、新聞のような紙の束が2つ3つ落ちているのが見えた。高さは30cmくらいあっただろうか。遠目でもっと高さがあるように見えるものもあった。段ボール箱などなら、あるいは踏みつぶしてしまうこともあるかも知れないが、紙の束はちょっと恐い。 などと思っていたら、そのうちの1つをある車がひっかけてしまった。乗用車がおなかの部分に紙束をひっかけてずるずると走ってゆく。運転手は気づいているようだが、車の流れの中で止まるタイミングを計りかねているのか。 あれ、危なくない? とおせっかい心が出て、110番をかけて知らせてみたという次第。 即座に電話はつながり、まず「事件ですか、事故ですか」と尋ねられた。今回の場合はまずここで、ええと、と考えてしまったのだが(まだ大ごとにはなっていないし)、ともかく一通り説明し、最後に名前と住所を尋ねられた。これはおおまかな答えでよいものらしい。電話をかけるのにもしかしたら他に適切な先があったのかも知れないが、もっとも早く問題が解決しそうな場所といって思い浮かんだのが110番だった。別に何か悪いことをしているわけでもないのに、なぜこんなに後ろ暗くそわそわと心が落ち着かないのだろう。 落ち着かない思いをしつつも人生の経験値を上げたことであったよ。
2008年08月16日(土)
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