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みんみん



 la mort

家の外に出るとKが、

「せみ しんどるねー」(蝉、死んでるね)

と言った。
ほんとだ、死んどるね。
地面に蝉がひとつ転がっていた。
似たような状況で祖父母が言っていたコトバを思い出して使ってみているだけで、死という概念を大人のように理解して使っているわけではないのだろう。それは「ねんね」しているのとは違うらしいということまで、わかっているのか、どうか。

蝉は今も同じ場所に転がったままだろうか。
もしそうなら、明日2人でおとむらいをしてやろう。

2008年08月18日(月)
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