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続けるか否か
先輩に 「しばらくココで仕事を続ける予定?」 と聞かれる。
しばらく、しばらく…? 「それ以前に、この仕事自体を 続けるか否かで考えてしまいます」と 正直に打ち明ける。
別に、今の職場にイチャモンつける。 って気持ちはない。 我だって一応社会経験は積んでいる。 企業の歯車としての役割だとか 知識も経験もない青二才が 即戦力として責任を負わされてしまう 痩せた土壌の社会構造だとか そんな閉塞感漂う現在のことは分かってるつもり。
それでも。 病院に勤めるということ。 ひいてはヒトの命に関わる嚥下評価まで 青二才の意見を求められてしまうこと。
勉強や経験を積む前に、 精神的に潰れてしまうのではないか? という限りない不安。
最近じゃ、精神的に潰れてしまえば ヒトの命に関わる責任を負うこともない。 今抱えてる不安や閉塞感から抜け出せる。 とさえ、思う。
だから、 「この仕事自体を続けるか否か?」 てとこで考えてしまう。
先輩は 「不安を少なくして上げられるような、 指導体制みたいなのが、整えて上げられなくって 申し訳ないなって思うよ」と言って下さる。 そういう先輩だって我の1年先輩。 先輩だって、不安や悩みはたくさん抱えてるだろうに。 しかも我より5歳近く若いムスメさんなのに。
シッカリしてらっしゃる。 ああもう先輩にだけは幸せになって欲しい(クドイ?)。
解ってるんです。 今の時代どの病院に行ったって 指導体制が整ってて、リスク管理もキチンとしてて 経験不足な新人をフォローしてくれるような 理想的な職場なんて無いってことも。 それは先輩と確認しあいました。 「無いですよねー。」って。
解ってるんです。理想の職場なんて期待してない。 ただ、そこまで不安や悩みや迷いを抱えてまでして 続ける意味合いのある仕事かどうか?
先輩や同僚が言う「やりがい」や「醍醐味」てのが 「不安」や「悩み」や「重圧」に押し切られて どうしても実感として感じられないんです。
いつ潰れてしまうんだろう? 潰されてしまうんだろう? 潰れたら楽になるかな?楽になるかな? 寮で呻くことも無くなるのかな?
そんなことばかり考えるんです。 決まって休みの日にばかり考えてしまうんです。 だから休みでも気持ちもあまり休まりません。
なんてことはあまり深くは言わず、 「年齢のこともあるし、 経験積むまでは地元で働きたいかと。 東海圏の斡旋先は、学校に口利いてもらえばいいけど 地元の斡旋は難しいでしょうから、 地元で働いてブレーン作っておかないと」 みたいなことを伝える。
でも先輩はどうして冒頭のような質問をしたのか? 先輩も次の行き先を考えてる…? 我は先輩を応援します。 先輩が居なくなるのはきついけど、 先輩の前途のためなら、送り出す覚悟はあります。
でも先輩居なくなったら、 我は更に「潰れ待ち」か 「潰れる前にドロップアウト」の誘惑に 惑わされていくんだろうな。
2006年12月20日(水)
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