日記帳




2011年01月25日(火) 彼女とチョークと無限の世界

新しく赴任してきた若い女性の先生はかなりの変わり者、授業中も教科書から脱線して突飛なことばかり板書するのだけれど、実は彼女には特殊な能力があって、ひとつ言葉を書く度、少しずつ世界がパラレルに分裂していってしまう、例えば「二月には空から薄荷飴が降る」と書いたとするならば、本当に薄荷飴が降り注ぐ世界が出現する……というような話を、むかし書こうとしていたことを不意に思い出しました。

もしこの話に決着を付けるならばどんな着地点になるのか、とひととおり真剣に思案してみたのですが、どう考えてもラノベ風の味わいになりそうである、というその一点において、「……やっぱり無理」という結論に落ち着いたのでした。

電源を入れる度、「もう体力の限界です……!」と訴えていた(要するに電池切れ)ポメラ氏の電池も新品に取り換えたことだし、そろそろなにか、ぽちぽちとモノカキらしいことをしてみたい、今日この頃であります。





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ほたる