別に昨日見たファントムが不満だったからではなく、 元々今日は、The Phantom of the Operaを見に行く予定だった。 やっぱりすごくいい、ファントム。
でも、オーウェンさん痩せてください。 いきなり失礼ですみません。 でも本当に深みのある声で、歌はとってもいいのですが、 やはりファントムがタキシード、ぱっつんぱっつんだと 辛いのですよ・・・。 クリスティーヌは、The Phantom of the Operaの最後の高音が ちょっときつそうだってけど、全体的に綺麗で良かった。 容姿も小柄で華奢でいいし。 あれほどの高音を柔らかく歌える、オリジナルキャストの サラ・ブライトマンは本当にすごいんだろうな、と思う。 マイケル・クロフォードの独特の高音もすごく好きだけど。 "I am there, inside 〜♪"の所なんかね。
あと、マダム・ジリ、やっぱり好きだな。 今回前のほうだったのでマスカレードのシーンが良く見えたけど、 牧人役が兼役している踊り子が、マッドハッターが踊っているみたいで、 面白かった。 昔、ボストンで始めてみた時には後ろの方過ぎて、 舞台の奥の方が見えず、奥の階段の上から出てきたファントムが、 "Why so silent, good messieurs?"と歌う所で、 ファントムが見えていなかった私は、"So, why?"と思った。
『オペラ座の怪人』は、もともとの原作も好きだけど、 このロイド・ウェバーのミュージカルも、スーザン・ケイの リメイク版も、誰のだか忘れたけどドラマもすごく好きだ。 リメイク版は、イメージを崩されるのがいやで、随分手にとるまで 迷ったが、(本屋で不審人物やっていたし)見事に行間を 埋めていたと思うし、心理描写も納得いくものだった。 作者はすごくすごく、ファントムが好きだったんだろうなーと思う。 (あれは、ラウルが好きな人には勧められない。) ドラマも『ファウスト』のマルガリーテ役のクリスティーヌが、 舞台上で歌えなかった時に彼が、マルガリーテ役のパート歌って、 導いてやるのが、すごく好きだった。 パヴァロッティはキング・オブ・ハイCだが、あの歌はハイGまである。
二次創作は、原作に思い入れがあるほど手をつけにくいが、 自分の疑問に思っていた部分なんかが、解明されてたりすると、 嬉しくなる。ああ、この人(作者)も、ここ気になっていたのね、と。 ホームズ物のパロディでもそういうのがあるし、 例えば、TTTのぶなの骨が、水で自分の火を消しているのを見て、 ああ、PJもぶなの骨の生存が気になっていたんだなあ、と 勝手に思った。
それにしても、斜め後ろの席の日本人家族が曝睡していたのは、 まだいいとしても、(パフォーマーには失礼だが)後ろの 舞台が盛り上がる所で必ず喋る、外国人、やめて欲しかったわ。
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