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人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

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2008年12月16日(火)
トモダチ

ちょっと「 I さん」の話からそれるけど、
ちょっと凹む事があったので、
そのことを書きます。

もうすぐ年末。
年末は実家に帰ろうと思ってます。
今住んでいる町からは、地元はそんなに遠くないので、
ちょくちょく帰ったりしてるんだけど、
年末だから忘年会しようって、みんなで盛り上がってた。

小・中学時代からの仲間は、
特に長い付き合いだし、濃密な関係だと思っている。

その中で、大人になってから、
微妙な関係になってしまった子がいる。

私は、昔から『人と同じ』事が大嫌いだった。
格好も、持ち物も、人と同じのが嫌だった。

2年ほど前、その微妙になってしまった子「Kちゃん」に、
「翼ちゃんは、昔から『人と同じ』が嫌いだった。」って言われた。
 
 昔、小学校1年か2年の頃、私はコアラかなんかが付いた、
可愛い歯ブラシを親に買ってもらった。
 そんなの誰も持ってなかったし、私はご機嫌だった。
 当時同じクラスだった「Kちゃん」にも自慢してた。

 そしたら次の週。「kちゃん」も、私の持っているのと、
同じ歯ブラシを持ってきた。

「ほら、おそろいだよ。」

 「Kちゃん」は嬉しそうにそういった。

 私は、すごく怒ったって。
 「なんで真似するの!?」って。

 「Kちゃん」は、私とおそろいのモノが持ちたくて、
わざわざ探して買ったんだって。

 なのに、私はすごく怒って、しばらく口をきいてくれなかったって。

 私は、そんな事すっかり忘れていた。

 十何年もたって、まだ憶えていた「Kちゃん」は、
きっとすごく傷ついていたんだ。

 そんな事すっかり忘れて、大人になったつもりで、
すべて許されているつもりで、すべて分かり合えている
『親友』だなんて、思っていた私はなんて勝手だったんだろう。

 私はそうなんだ。ずっと変わらないんだ。
人の好意に鈍感。人の感情に無関心。
 平気で人を傷つけて、気付かないでいる。
 ひどく無神経な事をして、人の感情を踏みにじっている。


 「Kちゃん」も忘年会に誘った。

 でも「Kちゃん」は、

 「ごめん。その日は用事がある。またね。」

 って。

 あれから、「Kちゃん」には会っていない。

 避けられているんだ。なんとなく感じていた。
 少しずつ、なんとなく離れていく距離を感じていた。
 そして、それは確信に変わった。

 「トモダチ」って、何だろう。

 もっと若い頃。もっと昔、私はとても嫌な人間だった。

 気が強くて、わがままで、上から目線で、
同じ歳の友達を、対等には見ていなかった気がする。

 でも、そんなの昔の事だって。

 昔の、未完成で嫌な時からの自分を知っている、
それでも仲良くいられる。貴重な仲間。

 私はそんな風に勝手に思っていたんだ。

 私は、許されてなんていなかったのに。

 今の自分が、どれだけ作り笑いが上手くなっても、
人前で上手く振舞えるようになっても、
根本的なところは変わっていない。

 そう、ずっとそうだ。そうやって人を傷つけてきた。

 「後輩」
 「Nさん」
 
 自分の勝手で、別れてきた人たち。

 私は、今更…

 今更許されようなんて、思ってはいけないのかもしれない。

 『自分が人にしたことは、必ず自分に返ってくる。』

いつかの、誰かに言われた台詞。

 これは、今の自分は、罰なの…?






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