PHANTOMPLUS 読書記録

2004年11月23日(火) ハウルの動く城(映画)

日記にも書きましたが、公開初日に観てきました。まだ観ていないという方には原作を読んでから観ることをお勧めします。

もちろん映画だけでも楽しめるとは思います。けれど原作のある映画、それも長編の原作のある映画は、なかなかに難しいと思います。原作にちりばめられている伏線をどこまで採用するか、それをどうやって見せるかなど。どうしても拾いきれないだろうし。

ハウル素敵でした。私に多分に腐女子要素があるとしても、これはジブリが狙ったとしか思えない(笑)確かこの映画ワーナーが製作に乗り出そうとしていたところをジブリが取ったとか取らないとか。ジブリ万歳です(笑)だって日本の会社だもの。ほら版権とかさ。とはいえ原作者は海外の人だから、二次創作とかには渋い顔をしそうだわ。私は二次創作ってのはあまりやらないんですが、それはそれで面白いとは思っているんですよ。ハリーなんかはちょっと厳しくなっているじゃないですか。作者も製作会社も方向としては「パロディなし」の方向だし。取り締まる姿勢だし。児童書だからもしかしたら児童ポルノになってしまうかもだし。

内容に行かなくては(笑)既にハウルの顔は知っている方が多いでしょう。ハウス食品関係だとかCMとかで。最初は金髪の良い男として登場するハウル。物語が進んでいくにつれていろいろ外見は変わります。前髪が長く、全体的に肩の辺りまで伸びた髪で完全ジュリエッタ……失礼、よろしい感じです。

もう私にはマルクルもソフィーすら要らない。うそです。あの3人、ちょっと大目に見て荒地の魔女と案山子のカブも仲間に入れて……忘れてた炎の彼も入れて6名(一部人ではないけれど)で「ハウル世界」が出来ているとは思います。

続くアブダラ〜も映画化してくれないかしら。なんならその前にクレストマンシーでも良いけれど。



 帽子屋の長女ソフィーは、家を出て働く妹に会うために祭りの日に家を出た。戦火迫る町には軍人の姿も多く、ソフィーは裏道を好んで妹のいる店へと急いでいた。そんな時、軍人に声をかけられる。ソフィーはその男たちの誘いを断るが、彼らはしつこく食い下がってくる。
 そんな時、ソフィーの背後から声が。声の主は不思議な力で軍人達を追いやると、そのままソフィーを連れて歩き出した。彼は追われているという。確かに彼の後ろからは不気味な影が迫ってくる。前にも後ろにも影、すると彼はソフィーを抱えたまま地を蹴った。高く、高く持ち上がる体。歩くように中をすべり、ソフィーは妹のいる店にたどり着いた。彼が少女の心臓を食べるという魔法使い、ハウルだろうか。確かにソフィーの心臓は食べられてしまったかのように、彼女はぼんやりとしている。その夜、店に戻ったソフィーの元にやってきたのは荒地の魔女。
 彼女はハウルにつながるソフィーに魔法をかけた、いや、呪いを。鏡を見たときにそこに映っていたのは十代お見知った顔ではなく、90歳にもなろうかという老婆の顔。「落ち着かなきゃ、落ち着かなきゃ……」誰にもいえない、誰にもわかってはもらえないだろうそんな呪いを。ソフィーは決意した。のろいを解くために行かなくてはならない場所が、合わなくてはならない人がいることを……


個人的には案山子のカブがちょっとかわいそうです(笑)
好きな映画です。


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相月 [MAIL] [HOMEPAGE]

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