ゼロの視点
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先月、久々に日本女性だけでレストランでおしゃべりに花を咲かせる機会があったのだが、日本に里帰り中の時の近所の目という話題で盛り上がったのを、ふと思い出した。
しょっちゅう気楽に実家に里帰りできる境遇・・、というわけでもない私たちは、一度帰るとしたら、最低一ヶ月は実家ベースに日本にいたりすることはザラ。が、よく考えてみれば、日本国内で“普通”に生活していたら、ここまで長いこと里帰りする・・・、という必要性もあまりないということに気づく。
ましてや実家を離れ、嫁いだ身分だというのに、娘が一ヶ月以上も単身で実家に戻っているような状況になると、ちと面倒なこともあるらしい。
やっと久々に帰ってこられたのだからと実家でのんびりしている当事者。しかし、そんな自分と、周囲の人との間に、里帰りという概念のとらえ方自体の激しいズレがあるということを、念頭においておいたほうがいいようだ・・・・。
《○○さんちのお嬢さん、もしかして別居中?》、はては《離婚しちゃったのかしら?》、《きっと旦那に追い出されたのよ》などと、色々な噂のネタにされたあとに、好奇の目でみられたり、哀れみの目でみられたりと、色々な意味で、話題の人となってしまいかねないとのこと。
フランスの病院・医療がどうも信じられないから、日本に帰ったついでに受診→病気発見で治療→静養等というパターンに陥った友人・知人はたくさんいるが、そうなった場合、実家ベースで2ヶ月〜3ヶ月日本滞在なんてこともザラ。
本人は一生懸命闘病しているというのに、実はご近所からは《でもどり!》的な偏見でみられてしまうという、思わず泣き笑いしたくなる状況。
私も、母が認知症になって以来、単身&長期でちょくちょく日本に滞在する身となり、この間の里帰りは、年末年始をはさんだ4ヶ月間と、今までの里帰り期間最長記録を作った私。そのうちの一ヵ月半は夫が同行していたとはいえ、好奇の目でみようと思えば、色々とみることは可能だと思うと、なぜか薄笑いを浮かべてしまうゼロでした。
"Le Divorce (離婚)"ツーショットだろうがなんだろうが、別れる夫婦は別れる♪
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