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■ 絶滅センセーショナル
＝絶滅センセーショナル＝
文字と文字の間に顔をうずめる。匂いをかぐ。肌で感じる。夢見がちな少女が幕を引いて火星衝突の夢を語っているのだとよ。トリケラトプスの大合唱を聞いた男女、不純異性行為に走ったため、懲役三年。二三四八コンマぶっ飛んで五十六。姉貴肌が災いしたかも。ボキャブラリーに溺れてたのかも。マッハ２８。ラピラプレッパ。がむしゃらに、ばったばった倒れていきました。処女の幕引き。蛙のラッパフォン。
＝トルコ石＝
この配置じゃないといけない文字、単語、接続詞、リズム。細やかに気を配った文章でないものはこの世に必要ない。僕のこれは、気持ち悪いからゲロをする、腹が痛いからウンチをする、そんなことと同列で下品で無意味で無感動だ。人の人生を変えたくない。人の感情を逆なでしたくない。人の心を動かしたくない。僕はただ、もっかい生まれた自分が、来世の僕だけが涙を流す文章を書くつもりでしかない。興ざめしてしまえ。俺以外。
＝ル・ヴォイダ＝
ペリカン ペンタゴン ペペロンチーノ
ペロペロペコちゃん
ペリッピーナ ペリー ペロー
＝垂れ流し感情論＝
夜が暮れる。朝が近づく。時間が消える。知識が飛ぶ。体力が減る。油が出る。夢を見かける。ふと、目覚める。目が痛み出す。膿が出る。ごそりところげ落ちる。財布の中身が飛ぶ。耳が鳴る。腹が鳴る。文字を書く。書くことがなくなる。かろうじて続ける。無意味さを悟る。何かを吐き出す。吐き出しきれず、寝る。
2006年01月30日(月)
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