母のタイムスリップ日記
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昨日午前中に お花見に連れ出した。 最近は「お花見に行きましょか?」と聞いても返事が返ってくることは 激減している。 昼食の準備を済ませ トイレの用も済ませてから外出。
外に出ても表情はあまり変わらなかった。 「無理をさせているのかな?」と思いながら近くの公園まででかけた。 桜を見上げることもない。 「風が温かくなったねぇ」と話しかけてみるが目に見えての変化は見られなかった。
座位の姿勢はよく 居眠りもしない。 そういうところから想像してみて 無理強いさせているわけでもないなと感じた。
今使っている車椅子は電動ではないので上り坂は押す方が辛い。 だから道を選びながら緩やかな坂道を選んで移動した。
8年くらい前までは 肩を並べてよく歩いた道だ。 記憶があるかと推し測ってみても表情も変わらないのでよくわからなかった。 特にきょときょとするわけでもないのでほんとにつかみにくい。 「記憶がのこっているといいな」と願いながら車椅子を押した。
40分近く外で過ごしたが居眠りもなかった。 家に戻って手洗いをしてすぐに昼食。 傾眠もなくぱくりぱくりと食べてくれた。
午後療法士さんが見えてリハビリを受けた。 「暖かくなってきたので 手の緊張が緩んできていますね」と言ってくれた。
リハビリが済んだあと休息して その後おやつ。 夕食が済むまでウトウトもせずに過ごせた。 夜間もぐっすりと眠っておりパット替えや体位替えの時も目覚めることはなかった。
お日様の力か春風の力か。。。。 おしゃべりできなくともいい状態になっていると感じられてとても嬉しかった。
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