唐突な謝罪の言葉が理解出来なかった。 「悪かった」 「ぁ?」 何がだ、と問い返したが、クーガーは黙って空を扇いだままで、答えなかった。 「お前……あの子を護りたいか?」 「かなみか?」 「そうだ」 「そりゃ、当たり前だろ」 「……そりゃよかった」 「? さっきからわけわかんねーよ」 「はは、お前にわかるように言ってないからな」 「ンだよ!馬鹿にすんな!」 「怒るなって。短気なの変わってないのな、カズヤ」 「カズマだ!」 悪い悪い、と俺の頭をくしゃりと掻き撫でて笑う仕草、とか。 「昔と変わってねぇのはあんただろ」と言おうと思ったのに口を開いても声が出なくて、瞼を閉じればどうしようもなく目頭が熱かった。 まだまだ俺はこいつの前ではどうしようもなくガキで、それがどうしようもなく悔しかった。 どうせまた、こいつは俺をおいて行くのに、それなのに、わかっているのにどこかで期待をしている自分があんまりにも女々しく感じて、悔しかった。 「……バカみてぇだ」 手を払い除けてそう言うと、クーガーの溜め息と、それに続いてまた改めて謝罪の言葉が聞こえた。 -- しかし久々すぎて萌えについていけない文章…スク全部見直したい…嗚呼最後にみたのは一体いつだったか…。 ていうかカズくんよっわーい。(笑) いえいえ、もっと強い男ですよ、カズくんは。クーカズで書くと弱くなるが…な…。
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