| 小説の構想やら更新予告やら短い話やら。 誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。 |
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| 2005年12月04日(日) |
細く 兄は 笑う。
ぼくの なんにもかんじることのできない この不格好な 鎧の 鉄と錆びの匂いがするであろう身体を いたわるように ゆるり と 撫ぜて
細く 細く 笑う
「おまえをもとにもどしてやる」 と うわごとのように囁き
「おれが おれが ぜったいにおまえをもどしてやる」 と繰返す
細く 笑って
（そして「アル」と僕の言葉では表せないほど酷いぐらいの優しさでもって僕を呼んで）
この ぼくの なにもかんじることのない 空虚な入れ物へ 兄は嬉しそうに キス を する。
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