すずの日記        

すず                       




 創作日記を書くにあたって。

最近、日記を書くのにあきてきました。
これといったネタがない、かもしんない。

と、いうことで いっそのこと作っちゃいます!

どういうことになるか、続くかどうかも わかりません。
どの程度、書けるものなのかも、わかりません。

やっぱり 私はきまぐれですから。
でも、これだけは守ろうと思う。

!!約束事!!
1. 必ず事実を 最低一つ入れる。
  (時には、事実のみのこともあるでしょう。)

2. ウソだけで固めたものは、ダメ

2002年10月18日(金)



 誕生日

今日は、あたしの誕生日だ。

いくつかのお祝いメールが届いた。
その中に 今年もまた きちんと送られてきた。

『すず様、お誕生日おめでとうございます!
 素敵な一年を過ごすことができましたでしょうか?

 さて、もうすっかり恒例となっておりますが、
 10月19日 また 新たな一年が始まります。
 
 今年はどうなさいましょう?
 私どもは、少しでも あなたのお役のたてれば これ幸い。
 
 さあ、いくつ若返ってみますか? 
 それとも、少し年を重ねてみます?

 あなたの望むまま おおせのままに… 
 ご連絡を楽しみにお待ち申し上げております。』


私は少し考えて、今年は若返ることも 年をとることも辞めた。
ちょっと 不安になったのだ。
あたしの本当の年齢はいくつなのだろう?って…

まあ一年ゆっくり考えれば、嫌でも思い出すよね。
来年 お願いすることにしよう。





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2002年10月19日(土)



 羽根族

今日、3つ隣りの部屋でお仕事している律ちゃんにあった。
あたしは彼女の名札を見て、驚いた。

『キレイでしょ』
「…うん、そうだね」
『すずちゃんもつけるといいよ、じゃあ またね』

知らなかった。律ちゃんも仲間だったんだ…

背広のポケットに赤い羽根。
名札に赤い羽根。

突如、10月になると どこからともなく現れる彼らを
あたしは、ひそかに『羽根族』と呼んでいた。

どういう意味があるんだろうと不思議で仕方なかった。

そうだ! 
今度、律ちゃんにどういう活動をしているのかを聞いてみよう。
それとも いっそのこと あたしも仲間に入れてもらおうか??





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2002年10月22日(火)



 美白少年s

世の中には、ホントにたくさんの化粧品があるもので
何がどういいものだか わからない。

しかし今日は、迷わずに これにしようと思った。

というのも、あたしは ファンデーションが欲しかった。
いつもと違うものに挑戦するのもいいかもしれない。
そう思って出かけた。

すると、『姉ちゃん これにしなよ』
 
私は、いつのまにか 幼稚園児?と小学生?らしき兄弟に おススメされていた。
そして、彼らには、そんじゃそこりゃの綺麗な店員さんよりも、説得力があった。

なぜなら彼らの顔は白い。
二人の手には、スポンジが握られていた。

だから あたし、彼らの身をもってしてのおススメに従うことにした。
でも、実をいうと 彼らが立ち去った後、商品の戻したんだけど…
だって 今、お金がないんだもん。





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2002年10月23日(水)



 牛乳を飲もう。

今日は、先日の手紙によると 
あたし宛てに大きな小包が届くはずである。
だから 大きなコップを用意して待っている。

『最近では、多数のメーカーからさまざまな種類のお茶が売り出されている中、すず様には 毎日 牛乳を飲んで頂き心より感謝しております。

そこで、今回 日ごろの感謝をこめて、
10月26日に牛乳1ダースを送らせていただきます。
ささやかですが、お受け取りください。

あと、「どうして毎日 牛乳を飲んでいるのに背が低いのか?」お問い合わせの件ですが、
心より深くお詫び申し上げます。

現在、原因を解明中ですので、少々お時間を下さい。
解明次第ご連絡させて頂きます。

では、これからも末永く変わらぬ お付き合いの程
よろしくお願い致します。』

今日も牛乳は、とてもおいしい。





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2002年10月26日(土)



 病気屋【バカは風邪ひかない】

『最近は、季節の変わり目で風邪が集まりやすいんだ。
ノルマは楽々達成さ。じゃあ、まだ仕事あるから、またね。』

黒いトンガリ帽子の小人は、得意げに帰っていった。

彼がやってくるようになって、あたしは風邪をひかなくなった。
免疫力がついたらしい。

だから、さぼって帰ることはあっても、皆勤賞多数!
あまり嬉しくないボールペンをよくもらった。

それにしても、なんで ボールペンだったんだろう?



ああ、そうか あたし バカだと思われたんだ。
ボールペンで喜ぶと思われたんだ。

あれ? 免疫力がついたから風邪をひかないんじゃなくって、
単なるバカだった、あたし??

こりゃ、大変だ。





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2002年10月27日(日)



 消えたラーメン

あたしは お昼を食堂で食べる。
理由は簡単、なんてったって安いから…。

一番安いメニューは、ごはん100円。
その次が、きしめん、うどん180円。
一番高い定食で、510円。

この時代に、すばらしいお値段だと思いません?

中でも あたしは、370円のラーメンがお気に入り。
毎日、毎日、食べてた。 なんて体に悪い食生活…

でもやめられないの。あきないの。

そのうち、モクモクと食べ続けて1ヶ月、
あたしに刺激されて、友達はみんなラーメン。
おいしいと共感してくれたことに あたしは嬉しかった。 

しかし、もう 普通のただのラーメンの姿はない。

コロッケ・餃子・シュウマイが、でーんとのっかっている。
恐るべし、食堂のおばちゃん。
なんでもかんでも のせりゃいいってもんじゃないんです。

ああ、普通でよかったのに。





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2002年10月29日(火)
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