2006年06月25日(日)
久しぶりにダークサイドな漫画だった このひとはガキデカで有名な人なんだが この漫画に関してはかけらも感じられない
しかも作成年月日がほぼガキデカといっしょというのが またすごい 反戦漫画でもなく 思想漫画でもない いわく、不条理漫画である
この後ろめたいと言うか 前に進んでも何も無くなったという感は異常に 薄ら寒く希望がなくなる どの結末でさえそうなるかもしれない内容だった
人にはそれぞれの生き方があるが この漫画の中でもそれぞれの個がいきている
そして思想の波にもまれ その時々、世相にもまれ 変わって行きそして死ぬ
さらにどれも正解とは思えないまま 漫画はおわる
救いが無いとおもったけれど そんな世の中にしてはいけないという 作者の希望はある程度読み取れる
さて、この作品では 希望が無い代わり 面白がる部分が結構ある 作者の作家に対するオマージュが随所にあるのだ
パクリでなくてオマージュだと思う 小説家の話で面白いところとか印象に残ったところとかを 漫画にしてる
これはもとが文章なので作者なりに映像化したのだろう 芋虫の部分などはすぐわかったし 日本の黒い霧などの引用などはにやりとさせてくれる
どんな意図で書いたんだろうか? 今ちょっと酔っているので
正確な明言を避けるため ここで筆をおく
よいどれにもかなり衝撃的な漫画だったことは 強調して置くべきだと思う
|
|
|