なんなんだこの複雑に入り乱れた話の 経路は。。
「ラットマン」 道尾秀介 著
作者の思考回路、脳みそから出てるのか奇想天外な発想 その突き抜け方に感服する。 かといってどこか行くへ不明になる わけではなく、道筋の近辺で 人間の持つ体温のまま 迷子にさせず、読み手を 着地させてくれる道尾秀介の本が面白い。 何より今回の 「ラットマン」 ストリー自体が面白い。 家族、友達、恋人関係、嫉妬、本当の仲間とは それぞれの闇に潜む考え、思い、愛 そこには大きな勘違い、思い違いも存在している事を 著者のみが承知の上で あらゆる角度から攻め続け セキララに綴られ続ける326ページに 終始やられっぱなしの俺がいた。 そして、ページから飛び出して来れた今 ジェリー・ジェフ・ウォーカーを聴こう。 そして お湯に ほんのちょびっと 「さつま白波」を たらそう。
|