風にふわりと 〜こころのすきま〜
うつくしい白を見た 白はすなわち無、というわけではなく 様々な存在を表現していた やさしくあたたかな白を見た 白は世界をつつみこむかのような やわらかな空気を生みだした ゆるやかに時間が進む つめたく孤独な白を見た 白はひとりで涙をこらえながら 頑なに世界を拒んでいた そこだけ時間が静止する どこかうらやましくなる白を見た 白は迷いをただよわせることなく 世界に自分を誇示していた 新しい時間が流れ出す うつくしい白を見た 白に人を重ねている自分がいた 様々な存在が時間を動かす そんな世界と重ねていた 人と創造物のつながりを見た 2005年09月19日(月)
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