2002年08月31日(土) |
生きている不思議、死んでゆく不思議 |
うーむ。
「千と千尋の神隠し」 恐ろしい物語を見てしまいました。 寓意もメタファーもギミックも関係ありません。 その心の中に浸っている自分を見つけた時、エンターテイメントに、アニメーションに、こんなことが出来るんだなと心底驚いています。 この時代に生き、この気持ちを味わえたことに、素直に感謝すべきなんでしょう。 実体験とオーバーラップする、一生忘れ得ぬ映画が二本あります。 どうやら三本目が見つかったようです。 この映画の持つ「日本人の原風景」が今の日本にほとんど見られないことは、とても残念な気がするとともに、それで良かったのかもしれない等と感じることがあります。 この映画に関する「噂」をほとんど聞いたことが無かったのですが、なるほどその意味がよくわかりました。 人それぞれの原風景を旅させてくれる物語など、そうそうあるものではありません。 時代を越えて生き残る物語というものがあります。 この映画は一体いつの時代まで私たちの心を溶かし続けるのでしょう。
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