ボーナス - 2003年12月31日(水) イスラム教徒にとって、新暦の年末年始は、断食 明け(ハリラヤ)に比べれば、あまり重要なもので はないらしい。 休日は1月1日のみ。今日、12月31日もいつも どおり出社している。 朝7時20分、メールチェックしてる最中、電話が なる。 製造現場監督のインド人、ラジからの内線電話。 「ボーナス、確かに受取りました。ありがとうござ います!」 マレーシアの大半の企業は毎月末日が給与支 給日。 ボーナスも年に2回に分けるのではなく、年末に 一括払い。 ボーナスももちろん手渡しするわけではない。各 従業員の銀行口座に振り込む。 まだ給与明細も配布しておらずしかも、始業時間 前だというのに、なぜ、彼はすでにボーナスを受 取ったと言うのか。 なんと、ちゃんと入金されているか、近くのATM で確認してきたというのだ。 マレーシアのATMは基本的に24時間営業。時 間外手数料、という概念さえない。 日本では、給与明細だけをみて役員に礼を言った ものだ。入金されているか確認してからではなか った。 普段、なにかと苦情を言ってくる従業員なのだが、 わざわざ礼を言ってきてくれて、素直に嬉しい。 もっとも、例年に比べて厳しかった今年の業績を彼 が相当気にして、入金確認をせずにはいられなか った、という事でないことを願ってはいるが。 ...
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