バンク・シンパナン - 2004年01月07日(水) 月に一回の公共料金支払いのため、仕事をぬけだ し隣町のスリムダにでかけた。 もちろんあのインドカレーも、重要なもうひとつの目 的なのだが。 レストランには20分ほどいて、すぐに3件隣の銀 行、バンク・シンパナン スリムダ支店へ。 支店といっても幅6m、奥行き18mほどの狭い店 内。受付窓口も4つしかない。 準・政府銀行。スローな窓口業務。愛想の悪い、窓 口業務の担当女性。今日は、窓口も2つしか開いて ない。 冷房のよくきいた店内の涼しさだけが救いだが。 30分経ち、ようやく自分の順番が回ってきた。 今日はいつもの支払いだけでなく、なんらかの手違 いで未払い扱いになってる昨年9月の電気料金につ いて調べてもらった。 銀行側の手違いで、入金先が間違っていた事が判 明した。 電力会社ではなかった。 間違った入金先は、マレーシア大学・サバ分校。 サバ州は、僕のいるマレー半島対岸にあるボルネオ 島にある2つの州のうちの1つ。 スキューバダイビングで世界的に有名な海と、広大な 原生林をもつ地方。 インドネシアとフィリピンに国境を接する、マレーシア の中でももっとも典型的な、”ネイチャー・マレーシア”。 入金先コードの番号を間違えて入力したとはいえ、 電気料金とはあまりにかけ離れた入金先に、普段、 愛想の悪い窓口のマレー人女性からも思わず笑み がこぼれる。 店を出た。当然のごとく降り注ぐ太陽。 30度を軽く超える暑さも、さっきの待ち時間の長さ もすっかり忘れてしまいそうな、気持ちのいい午後 だった。 ...
|
|