週末、友達に会いに姫路に行ってきた。ご主人の転勤で姫路に住んでいるのだけれど、3年半前の赴任当初は「ド田舎」と嘆いていたのに、今ではすっかり姫路が気に入ったようで、「住めば都とはよく言ったもんで」と年寄り臭いことを言っていた。

でも、その気持ちもわかる気がする。どことなく昭和っぽくて、ちょっとノスタルジックな町並みにすさんだ心も落ち着く。東京と比較することはあまり意味はないかもしれないけれど、同じ収入で得られる生活の質は格段に高い。何しろ2千万円台で100平米のマンションが買えるというからうらやましい。名物の穴子を始めとして、食べ物もおいしかった。それも安く食べられてしまう。太っ腹なご主人にすっかりご馳走になってしまってこんなことを言うのは何だけれど、結構なご馳走をいただいても東京の７割くらいの値段だ。特に感動したのは「ビフテキのカワムラ」。目の前の鉄板で焼いてくれる神戸ビーフのハンバーグはジューシーかつ香ばしく、思わず「んまいっ」と声が出るほどだった。落ち込み気味の今日この頃だったけれど、おいしいものを食べてちょっと元気になった週末でした。細胞が生き返る感じ。食事って大事なんだな。