フーチーひとりごと。
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2003年03月20日(木) バイバイ。(日記より)

5月6日に吉田美和のソロアルバム2枚目「Beauty & Harmony2」がリリースされる。
前作から7年半の沈黙をついに破る時が!
前作がねぇ、もうめちゃよかったんだ。ドリカムとはまた違う雰囲気で。
このサイト、実は裏にドリカムってキーワードがあるんです(笑)なので、これから発売にむけてそこらかしこでプロモートキャンペーンを勝手にします(笑)

っつうことで、今回は前作で俺も泣いた「バイバイ。」って曲を匂わします。

この曲はまだ好きな彼氏との別れ際の女のコの気持ちを歌った曲なんだけど、最期の最期って時、そこには今まで味わったことのない緊張した空気が流れて、明らかに冗談なんかじゃない今まで見たことのない表情があって・・・。

7年半前ともなれば俺も恋愛模索の真っ只中でした。好きなのに報われない恋だってありました。もう、なんでこうなってしまうんだろ。っていうのが。

ケンカっていうか、お互いの気持ちを伝えきれなくてどうしたら伝わるのかわかんなくなって、そんなはずじゃなかったのにお互い困った顔してサヨナラしちゃった。
最期に見た顔があんな悲しそうな顔だなんて。それまでの思いでも吹っ飛んじゃうって・・・。
ずっと後悔してた。「もうなんであんなこと言ってしまったんだろう」って、ずっと。その夜、電話してみた。ケンカの続きにならないように冷静に、でも自分の気持ちはしっかり伝えたくて。

でもね、結局電話でお別れしたんだ。仲直りしたくてかけた電話だったのに。
もう、これで最期って時にどんな言葉で電話を切ればいいんだろ。

「じゃぁね、おやすみ」

俺はそれしか言えなかった。もっともっと言いたいことあったけど。
相手は何も言わなかった。「おやすみ」って言い返してくれればそれで切れるのに。早く言ってよ!っていう思いと、それを聞いたら本当にこれで最期になるなら言わないでずっと沈黙のままでいいからこの電話を切りたくない。
そう思ってた。

「じゃぁ、また」って言われたら次があるかもって期待しちゃいそう。
「ありがと」って言われるのもなんか違う。
「ごめん」なんて言われようもんなら余計惨めになるから絶対禁句。

それでも何か言ってくれないと切れないじゃん。
ずっと待ってた。そしたら

「好きだよ、バイバイ」って。そう言って彼は電話を切りました。
俺に何も言わせる間もなく。

なんだよ、それ。
むかつくけど、すごく嬉しい最期の言葉だった。
この人のこと好きでいてホントよかったぁ。って思えた。

最期の言葉で俺の失恋は救われた。そんな気がしました。


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