きまぐれがき
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久しぶりにY子ちゃんに逢う。 そのY子ちゃんおすすめの居酒屋で遅まきながらの新年会。
夫のある身で、恋をしてしまったら..... 日頃冷静沈着で、常に理性の人であるY子ちゃんの話に、 「由々しき事態である」とぶったまげるやら慌てるやら。
老婆心という言葉が頭をもたげて、先行きのない暗黒へと 突き進んで行く前に阻止しなくては.....でもこれは人の恋の 邪魔をすることになるのでは....と心が揺れそうになった時、 ほっけの身を骨からむしり取っていたY子ちゃんが言った。 「もう切った」 恋は、自ら終わらせたと。 そうかそうか。
しかしこの話、結末から訊いていれば、私の老婆心は出る幕 などなく、駄目!駄目!と否定ばかりしなかったことよのぉ〜 と、一旦は思ったのだが、違う違う。 恋におちるのに理由などない、あの理性が勝っているように みえるY子ちゃんが、この先だって恋の病(今どきこんな言葉を 使うのかしら?)に侵されていることに、ある朝目覚めとともに 気がつくなんていうことだってあるかもしれないのだから。
ところで私...すっかり脂っけが抜けちゃったなぁ。 この病、私だって侵されるかもしれないとは考えないのだもの。 自分の恋の形見を拾い集めて、懐かしがる歳でもないのに。
おお〜今夜の冷え込みは厳しい。 毎年この時期には冬眠している私が、週末から能登半島。 今、着て行く予定のダウンジャケットを着てみたところ、 わきの下辺りがきゅうくつで肩がこりそう。 昨年末に着たときには、ゆとりがあった。お正月を挟むとこれだ。
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