きまぐれがき
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2004年04月27日(火) 花は落ちて

春眠不覚暁   
処処聞啼鳥   
夜來風雨声   
花落知多少
   ー孟浩然ー 

この漢詩といっしょに思い出したのは、ぷっくりと腫れた手の
指先で教科書の頁をめくりながら座席の間を歩き回る中学
時代の国語の教師のこと。
やけに大きすぎる背広を着ていることにも(親指がほとんどかく
れていた)気が散ってならなかった。

   
昨夜の強い風雨で、今がさかりの花水木とコデマリの花は
どれくらい散ってしまっただろうかと、窓を開けてみる。
西風にあおられた花びらは、東の庭で白い大小の水玉模様と
なっていた。

唸り声をあげて吹いてくる風、しなる幹、睫毛の上にハラ〜と
落ちてきて貼りついてしまったコデマリの花びらにおびえる
サーシャ。そうでもなさげ?

 

ゆきちゃんの陣地は、抜け毛も噛み砕いて散らばったテニス
ボールも、風が綺麗さっぱりお掃除サ。



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