きまぐれがき
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2004年07月15日(木) |
桃を食べると思い出すのよ、アナタを |
胃痛のため飲まず食わずでいたせいで体重が2キロ減ったからと 気をよくしたところで、そんなものはその時だけで食べだせばすぐに 元に戻ってしまうのだ(涙)
今日送られてきた桃は、なんでも6月早々に千○屋で「とびっきり 美味しいのが入ったら贈ってほしい」と依頼したものだそうで、望み とおりの桃の入荷を待っこと半月にして、我が家にやって来た。 それ故間違いなくとびっきりの美味しさであった。
桃の皮のむき方については、幼い頃から祖母にこうるさく言われてきた。
「剥いた皮はナイフでくるくると巻いて、色変わりして汚くなる皮の裏面 を見せないようにしておくのよ」
あ〜ごめんなさい、おばあちゃん。 おばあちゃんが見ていないところでは、そんな面倒なことをしたことは ないのだ。 ちょっと爪をたてて皮をつまんだら、途中で切れないように一気にスィー と剥いて、また剥いてまた剥いてまた剥いて....... ツルンとした果肉にかぶりつくの。 種にとどく辺りまでしゃぶり尽くし、その間水分が桃をつかんだ手を 伝わってポタポタと流れ落ちて、テーブルや床までも汚すのを見たら アナタは何て言うだろう。 何も言わずに諦めたようにふっと肩で息をはいて、くるんと向こうを むいて行ってしまうのだろうなあ。
「椅子の背もたれに、だらしなく寄りかかるような座り方をしないの」
とも言われ続けた。 ああそれなのに、私の世代にきて急激に乱れてしまった立ち居振る舞い。
昨日の深夜、というより今日の夜明け前の時間帯にフジテレビで、フォス コ・マライーニ(6月9日の日記参照)が敗戦まもない日本を撮影した記録 や、その後の彼を訪ね日本に対する思いなどを聴いた番組が放映された そうだけど、残念ながら関西では見られなかった。 番組タイトル「日本へのラブレター フォスコの愛した人たち」
彼の娘ダーチャ・マライーニの著書からそこはかとなく伝わってくる 父親への恋する目。 フォスコ氏はずいぶん魅力的な人物だったようだ。
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