きまぐれがき
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夕暮れ時、室内がやけにピンク色だけど?と窓ガラスに 目をやると曇りガラスが鮮やかなピンク色に染まっている。 窓を開けると、このような夕焼けなのだった。
曽我さんは夫と子供達を連れて日本に帰って来られた。 タラップを降りてくる曽我さんを見て、妻は強し、母は強し、 どんなことだって乗り越えていけそうにとっても頼もしく思えた。
安否不明といわれていた人たち、何百人もの特定失踪者を乗せた 飛行機の扉がひらいて、全員がタラップを降り日本の地に還って 来るのなら、噂されている「むむっ」と思うような交渉ルート、 裏取引、莫大な援助、そして政治利用も致し方ないのかなあと 思う。
でも現実は畳の目ほどしか、事が進んでいかないのだ。
外交交渉とは、思惑が絡み絡んで歯痒くて、目に見える成果は なかなか得ることができないで、いたずらに時ばかりが過ぎていく ものなのだと、あちらが拉致を認めた日からこれだけの時間が 経った今、ほんとに実感。
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