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2005年06月06日(月) 笑う犬の生活。

ここのところ頻繁に実家へ帰っているのですが、我が家の生ける黒い宝石改め、
黒い弾丸、または、まめ家の黒い悪魔 フレンチブルの メリアン のお陰で
(メリーさん→メリーやん→メリヤン→メリアン 「リ」にアクセント、アルフィー活用形)
家族全員、上へ下への大騒ぎの毎日です。


それにしても、犬がいるだけで人間の生活というのは激変しますなあ。
(我が家は特に、お犬様中心に世界が動きます。)

家族の会話の7割がメリアンの話題で、メリアン効果でご近所づきあいも円滑に進む。
メリアンのダイエット食のために、台所に立ったことなどない父が包丁片手にリンゴやキャベツを刻み、
メリアンのもっとも憎む、大っ嫌いな掃除機をゴーゴーいわせ、ギャンギャン物凄い形相で吠え立てる
メリアンを追っかけまわして、実家では三年寝太郎状態の妹が居間の掃除をする。

私も実家では朝7時には起きて、メリアンと朝の散歩に出かけておりますよ。
手に歯形とミミズ腫れを作りながらブラッシングをし、綿棒片手に顔の皺と耳のお手入れをする。

張り替えたばかりの障子は突き破られ、スリッパと靴はボロボロにされ、
雑巾とファブリーズ片手に怒号を上げながら、粗相の始末に追いかけっこを繰り返し、
ソファで転寝すれば頭と腹によじ登られ、洗濯物の靴下やパンツは庭まで引っ張り出され、
せっかく植えた花は食べられる。

朝少しでも起きる時間が遅ければ、寂しさに堪え切れずにゴミ袋の中身を居間にぶちまけられ、
ちょっとテレビに気を取られた隙に、ローテーブルの上のカップをひっくり返され、
お父さん秘蔵のハーゲンダッツは強奪される。

叩かれても怒鳴られても、メリアンはへこたれない。
ただ単に、アホなだけかもしれない。
上目遣いにこっちを窺いながら、今日も朝から晩まで悪戯を繰り返す。


それでも今、我が家のみんなが一緒に大きな声で笑い合ったり出来るのは、
メリアンの存在によるところが大きいと思う。
人間の心中など知らぬげに、ちょっと小首を傾げて膝の上に飛び乗る人懐こいメリアンに
私たち家族は随分と癒され、励まされているように感じる。

名前に違わず、彼女は我が家に小さな幸せを齎してくれたようです。


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まめ。 [HOMEPAGE]